D7100は画素数が増した上にディテールの描写力も上がったわけで、それを生かした面白い機能を搭載してきた。「対DX x1.3クロップ」モードである。センサーの中央部だけを使うことで、さらに「1.3倍の望遠」になるという機能。
カメラ上の表示では、APS-Cサイズをフルに使うとき(DXモード)では「24-16」(約24mm×16mmっていうニュアンス)、1.3倍のクロップモードでは「18-12」(約18mm×12mm)となる。35ミリ換算でいうと2倍相当だ。
つまり……フォーサーズ(マイクロフォーサーズを含む)とほぼ同じサイズになるのだ。あっちはアスペクト比が4:3なので、3:2のD7100とはちょっと違うが、画角的には同じ。しかも、クロップしたときに使う画素数は「約1580万画素」。1.3xクロップモードに切り替えると1600万画素のマイクロフォーサーズカメラ相当になると思うとちょっと面白い。
クロップモード時のファインダー内表示はこうなる。
撮影範囲の枠が表示されるわけで、枠全体を51点の測距点が埋める感じだ。
せっかくなので、シグマの70-300m F4-5.6を装着して望遠端で鳥を撮ってみた。
連写も秒7コマ(クロップモード時。通常は秒6コマでD7000と変わらず)とこのクラスとしては速いし、51点AFも合わせれば野鳥やスポーツなんかにも使えるわけである。
次にボディや使い勝手の話を少々。
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