パナソニックの新型マイクロフォーサーズ機は、予想を超えた小ささで、マイクロフォーサーズミニというかプチマイクロフォーサーズナノというか、そんなカメラなのだった。新シリーズ機となる“LUMIX GM”「DMC-GM1」である(ちなみに名称は「LUMIX GM」、品番は「DMC-GM1」だ)。
これがまたとにかく小さい、手のひらマイクロフォーサーズなのだ。
面白いのは小さいのに本格派であること。小型でレンズ交換式というと初心者向けの製品化と思いきや、大人の質感を持った大人のミニチュアマイクロフォサーズという趣の、黒くてしっかりした作りなのだ。
超コンパクトなのに撮影モードダイヤルも省略せず、フラッシュもきちんと内蔵してるのがまた素晴らしい。ただボディが小さすぎて既存のレンズはなかなか似合わないためか、販売形態としては超小型軽量ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」(H-FS12032)を組み合わせたレンズキットのみとなる。付属レンズをつけたさまは、まあ普通に「それ、ハイエンドコンデジ?」といわれても不思議はない。
DMC-GM1の小ささは実物を見ないとなかなかピンとこないのだが、なんとか写真で説明してみよう。うちにソニーのサイバーショット「DSC-HX30」(2012年発売の20倍ズームコンデジ)が転がってたので並べてみた。奥行きを除けば、なんとGM1の方が小ぶりだった。
次は同じマイクロフォーサーズ機で比べてみよう。
プロ向けのハイエンド機、オリンパスのOM-D E-M1と並べてみた。E-M1に比べてあまりに小さいのが分かる。
両者のマウントに互換性がある証拠に、互いにレンズを交換してもOKなのだ。
もちろんどちらもこの状態でちゃんと撮れます。にしても、DMC-GM1のキットレンズをつけたE-M1ってかなり可愛いかも。ついでに正面から。
同じマウントなので、DMC-GM1にはいろんなマイクロフォーサーズ用レンズを装着できる。12-40mm F2.8のハイエンドなレンズはさすがにバランスが悪くてつらいものがあるが、細めのシンプルなレンズなら一緒に使っても違和感が少ない。
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